2010年11月28日

iOSのAirPrintをHPのプリンタで実際に試してみた

iOS4.2からiPhoneに追加されたAirPrintという機能ですが、我が家のHPのプリンタ(Photosmart Wireless B110a)が対応していたので試してみました。実際にプリントするまでの流れと出力結果を紹介します。

まずは、プリンタ側をePrintに対応させるための設定を。

右下のAppsというボタンを押すと準備が始まります。特に迷うこともありません。
指示通りに進むとこのような紙が出力されます。
AirPrint準備段階その2
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紙に書いてあるアドレスにアクセスして、ePrintの設定をweb上から行います。
こちらも簡単でした。というか、設定箇所が少なかった。

さて、早速何かプリントしてみます。この前撮った、大して面白くもないスクリーンショットでいいや。
AirPrintテスト
こうして見ると例に挙げている画像がかなり分かりにくいですが、それはともかく、左下の矢印からメニューをひっぱり出します。
メニューからプリントを選択
プリントを選択。ちゃんとB110aが認識されています。
プリンタが認識されている
プリントが始まると、タスクにはこのように表示されます。
AirPrintのタスク表示
さて、ちゃんと出力されているでしょうか…。
画像切れすぎ
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…明らかに切れてます。
ですが、実はこれは予想出来た結果でした。なぜなら、このプリンタを買った店の店員が『サービスがまだ始まったばかりなので、画像をePrint出力すると切れてしまいます』と説明していたから。
で、実際に切れたわけですが、これは予想以上ですね。HPは早急に改善しないと、サポセンの電話が止まらなくなっちゃうよ。

次に、メールから出力。
メールからプリント1
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SoftBankからの(おそらく)HTMLメールですが、一応問題なく出力されています。
もう一枚、テキストメールを出力。
メールからプリント2
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さすがにこれは問題要素がないので、至って普通に出力出来ました。

テストが終わってみての感想ですが、『一度設定さえ済めば、それ以後は楽』というのが全てです。先に挙げたように画像をプリントする際は問題がありますが、AirPrintが始まった以上、HPも本腰入れて取り組むはずですから、遠くない将来に改善されていることと思います。
プリンタ本体のPhotosmart Wireless B110aに関しては、9000円ぐらいで買ったので画質はお察しください。ただ、iPhoneからプリントするものにそこまで高画質が必要か? というと答えは人それぞれだと思います。

最後にちょっと真面目に考えてみたのですが、実家のプリンタがAirPrintに対応してるかどうかって実はそれほど重要じゃないんじゃないかなと思います。iPhoneから家のプリンタを利用してなにかを出力する機会って多分、そんなに多くない…というか僕の場合は一年に数回程度だと思います。モバイルクーポンですら、直接iPhone見せて通用しますしね。
逆にあったら便利かもしれないと思うのが、公共スペースやコンビニに置いてある複合機。あとモバイルプリンタも対応したら売れそうな気がします。…って書いているうちに珍しく興味が膨らんできました。数年後、どうなっているかな。